オリックス岡田彰布監督(52)が28日、主軸流出阻止へけん制球を投げた。この日で本拠地ゲームが終了。来季のチームづくりが本格化する中、カブレラと後藤にライバル球団が関心を持ち始めたという情報をキャッチした。「何か、どこかが狙っとるとか、うわさは聞いとる。よそのことやし、分からんけどな。カブレラも日本人扱いやし(この時期に)手を出したらアカンよなあ」と話した。

 カブレラは今年で2年契約が満了。長打力に加え、確実性もある。外国人枠を外れ日本人選手扱いなのは魅力だ。カブレラはこの日「球団からまだ話は来ていないが、来年も日本でプレーする気持ち」と話し、今後の交渉は代理人に任せる。後藤は8月に国内FA権を取得。権利行使については発言を控えているが、行使した場合はお手上げだ。現場としても必要な戦力と認識しており、きな臭い動きをけん制せずにはいられなかった。【押谷謙爾】

 [2010年9月29日11時13分

 紙面から]ソーシャルブックマーク