CSでの二塁スタメンの座を争う井端弘和内野手(35)と堂上直倫内野手(22)が11日、みやざきフェニックス・リーグ楽天戦(生目の杜第2)でそろって本塁打を放ち、12日からの1軍本隊合流を前に、熱い火花を散らした。

 まずは井端だ。3回1死二塁でカウント0-3から真ん中に甘く入った直球を左越え2ラン。昨年8月15日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)以来、1年2カ月ぶりの“今季1号”に「あの当たりはいったと思った。ホームランだからどうというのはないけど、いい感じで打てたと思う」と振り返った。

 同リーグでは前日までで11打数2安打だったが「内容は11の7、8くらい」と、手ごたえも十分。7回には投安を放ち、9回には盗塁も決めるなど、4打数2安打の活躍で、2日連続のフル出場も果たして健在ぶりを見せつけた。

 ライバルとなる先輩の猛烈デモを間近に見れば、堂上直も負けていられない。4回に左越えソロ。「ちょっとつまったけど、しっかり振り切れてよかった」。井端に続く1発に「そこまで意識はしていない。争えるレベルでもないですよ」と謙遜(けんそん)したが、こちらも4打数2安打と結果を残し、落合監督にしっかりと存在をアピールした。

 [2010年10月12日12時19分

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