ヤクルトの秋季キャンプが4日、愛媛・松山市で始まった。荒木チーフ兼投手コーチは「歩く時間はいろんなことを考えられる。ストレス発散にもなる」と話し、投手陣は休日の前日、練習場の坊っちゃんスタジアムからチーム宿舎まで約8キロの道のりを歩いて帰ることが決まった。休日も軽い調整を行うため、ほぼ無休で練習に取り組む。

 朝は7時半に体操を行い、9時にウエートトレーニング、10時に全体練習を開始する。野手は、今日5日からは夜間練習も始まり、門限は午後11時。自由時間は大幅に制限される。小川淳司監督(53)は「野球に集中してうまくなってもらいたいから、ある程度管理する。(門限を)違反した場合は、それなりのペナルティーを与える」と、1回の違反につき10万円の罰金も設定。21日まで約2週間、野球漬けの日々でレベルアップを図る。【由本裕貴】

 [2010年11月5日11時49分

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