広島前田健太投手(22)が、ドジャースからFAとなった黒田博樹投手(35)にラブコールを送った。8日、日南キャンプを打ち上げ「一緒にやれるなら光栄」と話した。今季は沢村賞に輝きながらチームは5位と、不完全燃焼。黒田と共闘すれば、上位進出は間違いない!
今季、5位に低迷し、13年連続Bクラスの広島に来季への希望が膨らんできた。かつてカープの大黒柱として活躍し、メジャー3年間で28勝を挙げた黒田がFAとなった。メジャー残留の可能性もあるが、国内復帰するかもしれない。前田健は慎重に言葉を選びながら、先輩への思いを口にした。
「1年しか一緒にやったことはないですが(戻ってくれば)心強い存在ですからね。一緒にやれるなら光栄です」
前田健は今季、最優秀防御率(2・21)、最多勝(15勝)、最多奪三振(174個)と投手3冠に輝いた。黒田は広島では6度、2ケタ勝利をマーク。前田健がルーキーだった07年に12勝して海を渡っている。2人が先発ローテーションに入れば、大きな戦力になる。
鈴木清明球団本部長も、黒田加入効果を口にする。前田健との2本柱が実現すれば、大竹ら実績派も控えており、一気に先発陣が分厚くなる。
「本人の力は当然プラスだし、チームにとっても投手の柱ができる。前田健も成長しているが精神面を含めて彼の持つ力は大きい」
野村謙二郎監督(44)も慎重な口ぶりながら、かつての同僚への思いを隠さない。
「(黒田の動向が)まだ分からないな。もし、日本に帰ってくるなら、他の球団も黙っていないだろうし、うちの球団も乗り出さないといけない」
広島でつけていた背番号15は一時的に欠番になっている。黒田自身もオフには自主トレ先としてマツダスタジアムを用い、今年1月には今井にアドバイスをおくるなど、後輩も気にかけてきた。チーム浮上のカギを握る“助っ人右腕獲得”の成否に注目が集まる。【酒井俊作】
[2010年11月9日10時26分
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