ソフトバンクが19日、横浜からFA宣言した内川聖一内野手(28)の獲得を目指すことを正式表明した。小林至取締役(42)が「獲得に向けて全力を尽くすことを決めました。最終決定?

 昨日です」と明言。細川に続くFA補強のターゲットを絞った。

 小林取締役は「3年連続打率3割、3年前には右打者最高打率、野球に対する姿勢もチームにポジティブな影響を与える。野球選手としても、人間としても、彼を悪く言う人はいない」と理由を挙げた。

 内川は前日18日に広島と交渉。球団方針決定に遅れをとったが、巻き返しの切り札は王貞治球団会長(70)の直接出馬だ。小林取締役が「可能性はあります。要請中?

 出馬を調整しているところです」と明らかにした強力な一手は、内川の心に響くに違いない。

 条件面は他のFA交渉選手と同様、4年契約を準備すると見られる。基本年俸を2億円前後に保ち、1億円規模のインセンティブを導入する方向。広島に先手を取られた内川獲りだが、逆転を狙う。

 [2010年11月20日11時34分

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