巨人のドラフト1位沢村拓一投手(22=中大)が、「エースのジョー」から激励を受けた。新人合同自主トレ最終日の22日、OBの城之内邦雄氏(70)が川崎市のジャイアンツ球場を訪れた。V9時代に7年連続2桁勝利を挙げるなどエースとして活躍した先輩から「頑張れよ。期待してるぞ」と声を掛けられると、直立不動でうなずいた。「さらに努力していこうと思いました。いろんなOBの方々に声を掛けていただいて、期待に応えたい」と気を引き締めた。

 城之内氏は62年に入団。その年に開幕投手を務めて24勝で新人王に輝いた。背番号15を受け継ぐ即戦力右腕が、巨人では自身以来となる開幕投手を務める可能性を問われ、即答した。「普通にいけば出来るんじゃない?」。その上で「キャンプでどれだけ出来るか。体力勝負。走らないとダメ」と、下半身をさらに強化するよう求めた。

 激励に応えるように沢村は、ロードワークでは最後の急坂に猛烈なラストスパート。「(前を走っていたドラフト3位の)田中には負けたくなかったんで」と、馬力を見せつけた。城之内氏から「24勝は無理だと思うけど、いずれ(自分を)超えてほしいね」と言われると、「足元にも及ばないけど、少しでも近づいていきたい」と謙遜しながらも意欲をみせた。まずは「開幕1軍」。そうなれば、大いなる夢も見えてくる。【斎藤庸裕】

 [2011年1月23日8時29分

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