<巨人1-4オリックス>◇23日◇東京ドーム

 巨人沢村拓一投手(23)が力強く奪三振ショーを見せた。1回、先頭の坂口を外角低めの148キロで見逃し三振。これを機に7回まで11奪三振。抜けがちだったスライダー、腕が緩むなど課題が多かったカーブで空振り三振を奪うなどキレ、制球ともに上向きだった。球速は150キロを超えなかったが、内角直球も厳しいコースを突き「ゆったりとしたフォームでリラックスして投げること、打たせてとることを意識して投げました」と振り返った。

 だが勝ちきれなかった。4回2死一、二塁から7番大引にスライダーを拾われ、同点適時打を浴びた。7回1失点。「僅差のゲームは我慢比べなのでリードを守れなかったのは反省です。1勝するのは難しいと感じますね」と唇をかんだ。4月21日以来、2勝目が遠い。それでも「内容と感覚はよかった」と光は見えている。7試合連続で6回自責点3以下のクオリティースタートで、抜群の安定感。加えて、黄金世代といわれるルーキーで2ケタ奪三振は今季一番乗りだ。沢村の投げた試合の1試合平均得点は2点台。援護点が少なく勝ち星が遠いが、粘り強く投げ続けるしかない。【斎藤庸裕】