<プロアマ交流戦:巨人5-6JR東日本>◇5日◇ジャイアンツ
スターの原石が「プロデビュー」した。巨人ドラフト2位宮国椋丞(りょうすけ=19)が、プロアマ交流戦のJR東日本戦で対外試合初登板。先発して2回を1安打無失点に抑えた。
細身に甘いマスクの背番号30は「すごく緊張しました」と、恥じらいながら、初々しく振り返った。だが、投げ込んだ球は容赦なかった。初回、先頭打者からフォークで空振り三振を奪うと、次の打者にも3球勝負で見逃し三振。「コントロール重視で投球すると球威が少し落ちる」と課題を口にしつつ、この日最速の144キロ速球に変化球を効果的に交え、社会人の打者を圧倒した。
着実に階段を上る。プロ入り後は育成メニューに沿って体力強化に着手。夕食時のご飯を1杯から3杯にするなどの努力も手伝い、体重は4キロ増えた。「球もフォームもぶれなくなった」と手応えも得た。この日の投球数は17。「徐々にイニングを上げて、最終的に完投できるようにしたい」と明確な目標も見えた。2月の宮崎キャンプで、原監督に「素晴らしい原石。近未来のジャイアンツを背負って立つ素材であるということは言えるでしょう」と絶賛された潜在能力を、初実戦で見せた。【浜本卓也】
◆宮国椋丞(みやぐに・りょうすけ)1992年(平4)4月17日、沖縄県生まれ。糸満高時代には興南・島袋(中大1年)と昨夏の沖縄県大会決勝で投げ合うも1-9で敗れ県準優勝。10年のドラフト2位で巨人に入団した。184センチ、76キロ。右投げ右打ち。最速は147キロ。血液型B。



