<巨人2-1中日>◇2日◇東京ドーム
1点リードの9回、巨人原辰徳監督(52)がマウンドを託したのは、2イニング目の山口鉄也投手(27)だった。8回に勝ち越し弾を放ったのは2試合連続。前夜逃げ切りに失敗したチームに、勝利の女神が用意した試練だった。1死から四球を与えたが、代打佐伯を併殺でゲームセット。見事な火消しを見せた左腕を、ハイタッチで迎えた。
ロメロが2軍に降格し、不在となった守護神。原監督が導き出したのは日替わり制だった。「今は誰という形で、決める投手はいませんので、その日、そのゲーム状態の中で登用する」。現状での選択肢は久保と山口だったが「裕也(久保)が連投だったので」と山口起用を決断。数々の修羅場を抑えてきた中継ぎのスペシャリストに、最高の“仕事場”を与えた。
原監督は「時期がきたら任せられる投手が出てくることを、どこか願望としていきたいと思います」と期待する一方で、守護神の不在にも、悲観していなかった。「結果の部分で決めることはできるけど、いい結果を出してくれるのが大事。こういう球団が1球団くらいあっても、いいんじゃないでしょうか。誰が来るんだろうってね」。9回のマウンドに上がるのは誰か-。最終回を迎えるたびに、ファンは期待に胸を躍らせる。【久保賢吾】




