<中日1-0阪神>◇5日◇ナゴヤドーム
1軍に生き残った。中日岩田慎司投手(24)が7回4安打無失点と猛虎打線をねじ伏せ、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。直球は130キロ台ながら多彩な変化球を低めに集める、絶好時のピッチング。帽子のひさしの裏に「集中」と書き込んだ背番号28は、落ち着き払った表情で103球を投げ込んだ。7回に2死一塁から8番藤井彰を空振り三振に打ち取ると、どや顔でベンチに帰還した。
「調子は良かったと思います。小山さんのミットめがけて思いっきり投げることができました。何とか粘り強く投げることができた」。
屈辱をバネにした。前回登板した6月29日横浜戦では4回3失点。チャンスを台無しにした。翌日の試合前練習では年下の伊藤らにまじって雑用を黙々とこなした。「僕には後がない。結果で応えるしかないですから」。背水の登板で文句なしの結果を残した。
「腕もしっかり振ることができた。先発としてようやく仕事ができたかなと思います」。
この日は父好浩さん(60)母真美さん(51)も内野スタンドから観戦。今季初登板の4月14日横浜戦(横浜)にも足を運んだ両親にも、ようやく快投を見せることができた。【桝井聡】



