<ヤクルト10-7巨人>◇3日◇神宮
そぼ降る雨に打たれながら、巨人原辰徳監督(53)は江戸っ子口調で嘆いた。「2回0/3じゃあねえ。2回0/3ではこうなる。中継ぎ陣も大変だよ」。敗因は先発東野峻投手(25)の背信投球に尽きる。2回は2死走者なしから四球、安打、投手の由規に先制打を浴びた。3回は先頭打者に四球、次打者はカウント1ボールからの2球目、ファーストストライクが真ん中に入るスライダー。今季1本しか本塁打を打っていない川端に、2号2ランを献上した。さらに四球を出した場面で、原監督の我慢は限界に達した。
禁じられたミスのオンパレードで、2回0/3を4失点KO。開幕投手を務めた男にしては、寂しすぎる投球だった。ましてや、首位ヤクルトに対し、2位として向かう決戦だった。前日2日は沢村が6回3失点でKOされ、原監督を「沢村には荷が重いですね」と嘆かせた。沢村はあくまでルーキー。投手陣の先頭に立つべき東野は、沢村と同じではふがいない。東野も雨にぬれながら「ボール先行でしたし、(失点が)四球絡みでした。負けられなかったので…。僕がすべて悪い流れを作ってしまいました」。大事な試合を落とし、申し訳なさそうに話した。
大量ビハインドも、4番高橋由を「元気がない」と下げ、高橋信を捕手、阿部を一塁で起用など、原監督の「動」にナインが呼応。終盤の猛追につなげた。それでも、ヤクルト主催試合は2分けを挟み9連敗。0勝で終わらせないためには、今日4日がラストチャンスだ。1・5差まで迫ったが、4差の4位転落。重い、重い黒星だ。【金子航】




