<巨人3-8中日>◇19日◇東京ドーム
巨人が拙守で、2位を争う中日に負け越した。1回、アレックス・ラミレス外野手(36)が捕球できそうな谷繁のライナーをワンバウンドで処理するお粗末さで2点目を献上。3回も井端の左前打を緩慢な打球処理で二塁打にしてしまうと直後に森野の2ランが飛び出す悪循環で、エース内海の足を引っ張った。約2カ月ぶりの2カード連続負け越しで、2位中日との差は2・5ゲームに広がった。
巨人ラミレスの鈍重な守備が、先発内海の足を引っ張った。いきなり初回だ。寺内の失策も絡み、1死二、三塁。犠飛で1点先制を許し、なお2死三塁。谷繁の放ったライナーが、左翼ラミレスに向かって伸びた。左斜め後ろに数歩下がると、打球は手前に落ちた。ショートバウンドを捕るよう右ヒザを落として捕球。記録上は安打だったが、お粗末なミスで初回2点目を献上した。天井が見えづらい曇天デーゲーム、正面に来るライナーと、困難な条件も重なるが、痛恨の守備ミスだった。
初回だけではなかった。3回1死、井端の安打を二塁打にしたのは、追い方が緩慢だったから。マウンドの内海が、直後の森野に初球を本塁打にされたのも、ミスと無関係ではないはず。4回は、先頭の平田の打球をファンブルする間に二塁へ進まれた。5回1死二、三塁の谷繁の2点適時打も、左翼線を転々と転がったもの。打っても3打席凡退と散々だった。6回1死一、三塁で遊併に倒れ、お役御免の交代となった。ラミレスは守備のミスについて「ゲームの一部で、そういうことは付きもの。最初でなければ最後でもない。全力でプレーしたつもりです。(初回は)自分のミスプレー。何も言い訳はなく、捕るべきボールだった。また、いい日がくるよう頑張りたい」と、反省しつつ切り替えを強調した。
約2カ月ぶりの2カード連続負け越し。原監督はサバサバした表情で「ラミもそうだし、寺(寺内)もね。あの辺で、守備の乱れからすぐ取られたのが、今日の敗因でしょうね。今日は内海の足を引っ張りましたね。まあ切り替えていきます」。露骨なミスは、振り返るまでもないという様子だった。【金子航】



