<日本ハム2-4オリックス>◇23日◇札幌ドーム

 これぞ4番、これぞT砲だ。オリックスT-岡田外野手(23)がプロ初の1試合4安打3打点で日本ハムを粉砕した。「こういう日があるからシーズン中に苦しいことがあっても頑張ろうと思える。今日はうれしかった」。4番の重責を背負う23歳。あどけなさの残る顔に、はにかんだ笑みが浮かんだ。

 4回。三振した第1打席からバットを替え、ダルビッシュの149キロ内角直球に両腕をたたんでバットを振り抜いた。右翼ポールを巻いて運んだ先制ソロは初のダル撃ち。「自分でもびっくりするぐらいうまく打てた」。

 同点の5回2死一、二塁はひざ元の150キロをつかまえ、右越え適時二塁打。8回の中前打はチェンジアップ、9回のだめ押し中前適時打は石井のスライダーを軽いスイングで合わせた。「打つべき球を打てました。真っすぐを待って変化球にも反応できた」。

 8月は不振を理由に4番剥奪どころか、2軍落ち。甘えを許さない岡田監督はどこまでも厳しいが、仕事をすれば褒める。「(各チームの)4番くらいでないとホームラン打てんよ、ダルのボール。こういうとこで打てるゆうのが、これからずうっと4番打つバッターと思う」。

 T-岡田は9月に入り、106キロから102キロを目標に減量を開始。大盛り禁止に早出ジョギングの毎日だ。これで2位日本ハムと5・5ゲーム差。直接対決は残り5試合。主砲が上昇カーブを描くと1つ上の順位が気になってくる。【押谷謙爾】