横浜DeNAに待った!

 オリックスが、巨人からFA宣言した鶴岡一成捕手(34)獲得に名乗りを上げたことが4日、分かった。鶴岡は出場機会を求め、11月22日に権利行使を明言。当初は古巣で、球界への新規参入が認められたばかりの横浜DeNA復帰が有力視されていた。そこにオリックスが割って入り、今日5日に交渉を行う。

 オリックスの球団関係者は「捕手の補強はうちの課題。鶴岡君がどういう考えを持っているのかを聞きたい」と明かした。捕手の1軍戦力としては、22歳の正捕手候補の伊藤、選手会長就任が決まったばかりの鈴木、1月にロッテから獲得した斉藤らがいる。ただクライマックスシリーズ出場への正念場だった9月は、伊藤が右手人さし指骨折で離脱。36歳の鈴木が顔面骨折しながらも試合に出続けるなど、非常事態だった。経験豊富な鶴岡を補強できれば大きな戦力になる。

 鶴岡は移籍先選びの最重要ポイントに「必要とされているかどうか」を挙げている。兵庫県生まれの鶴岡にとって、生まれ育った当時は地元球団だった利もある。今日の交渉で熱意をぶつける。