近日中に固まる中畑内閣は「脱巨人」の顔ぶれになることが分かった。中畑清監督は10日、1軍のヘッドコーチに横浜OBの高木豊氏(53)、内野守備走塁コーチに白井一幸・現2軍監督(50)の就任が内定したことを明かした。現在、最後の詰めの段階に入っている投手コーチや打撃コーチについても、巨人OBの入閣は「ない」と断言。「巨人にぶつかっていく気持ちがないと、熱い戦いはできない。ジャイアンツのカラーは振り払い、横浜色を出して、神奈川県民、横浜市民に愛されるチームをつくる」と、話した。

 中畑監督が重要視するのは投手コーチで「投手力があれば、負けない野球ができる。そこ(投手コーチ)がツボになるでしょうね。要望は伝えているが、高田GMにお任せしている。(候補は)3人ぐらいいるが、まだ決まってない」と、話した。