巨人長野久義外野手(27)が21日、楽天との練習試合(沖縄セルラー那覇)で昨季首位打者のすごみを見せつけた。4回2死二塁。ボール球には手を出さず、厳しいコースはファウルにした。楽天菊池が根負けしたかのように投じた8球目の外寄り直球を、きれいに中前にはじき返した。19日阪神戦でも、粘って9球目を適時打にした。じわじわと追い込んで、仕留める。相手に投げるところをなくしたうえでの2戦連続打点に「ラッキーです」と、照れた。

 当然、ラッキーだけでは片付けられない。打席では「抑えられ癖をつけたくない」との明確な意思がある。「相手に出てきたら嫌だなというイメージを与えたい。凡打でも嫌な印象を与えたいんです」。第2打席も記録は遊ゴロだが、当たりは強烈だった。テーマに即した打撃を実行しつつ、結果まで出すところが、昨季首位打者たるゆえんだ。

 この日は、対外試合初の守備にもついた。背中の軽い張りを訴えて初戦は欠場し、2戦目は指名打者だったが、3番右翼でスタメン出場。「大丈夫です」との言葉を、プレーでも示した。走攻守で進化を見せつけるのは、ここからだ。【浜本卓也】