<巨人3-6ヤクルト>◇31日◇東京ドーム
「無敵ジャイアンツ」には程遠い。巨人が09年以来の開幕2連敗を喫した。あわやノーヒットノーランの危機だった前夜とは異なり、打線は3回に3点を先制した。だが、しかし、その後が続かない。5回は1死一塁から4番阿部慎之助捕手(33)が二塁併殺打。1点差に詰め寄られた6回は、1死一塁から小笠原道大内野手(38)が遊撃併殺打に倒れた。
主軸選手のブレーキに、原辰徳監督(53)は嘆き節。「あの併殺2つは、やっぱり流れを止めた、というところはあるでしょうね。ゲームには流れってありますからね」と、困り顔。7回に一気にまくられると、反撃できない。結局、得点は1イニングだけ。2試合6打席無安打の小笠原は「あまり小さくならないようにしたい」。萎縮こそ最大の落とし穴と、自らを鼓舞。「連敗は必ずある。続く試合で前を向いて、ドンと自分たちの野球をするしかない」と奮起を誓った。
2連敗は喫したが、復調の兆しはある。この日のヤクルト先発は、石川に続いて左腕の村中。試合前の個別ミーティングでは、左腕対策を再確認。ミートポイントを近くにひきつけ、コンパクトに、中堅方向あるいは投手の足元から右側に打ち返す。坂本、長野、寺内の「右打ちトリオ」は、フリー打撃で前夜にヤクルト勢にやられた打撃を繰り返していた。
3回の先制点は、打撃方向の意識が生んだ3点だった。寺内の10球粘った四球も、坂本の適時二塁打もそう。長野の右翼線二塁打はまさに練習の成果と言えた。幸先いい先制だっただけに、逆転負けが惜しまれる。今日1日も左腕赤川が相手。3連敗は避けたいところだ。【金子航】




