神奈川・横須賀市にあるDeNA合宿所が「青星寮(せいせいりょう)」と命名されることが26日、分かった。球団では、「寮からチームの星になるような選手が出てほしい」との思いと、寮は選手を育成する場所ということを明確にするため、新名称にすると決定。チームカラーの青と、チーム名のベイスターズのスターズ(星)を組み合わせた名称にし、看板にはOBの佐々木主浩氏に揮毫(きごう)してもらった。

 寮に入る選手には、朝5時からのアーリーワークが課される。さらに体作りに欠かせない栄養学を定期的に学ぶ。体力面だけでなく、「プロアスリートとして持つべき知識、常識やファンサービス精神を身に付けさせる」(球団関係者)ため“青星塾”と称した座学が、月1回程度行われる。講師は球界だけでなく、幅広い分野から招く予定だ。

 春田オーナーもかねて「生え抜きのスター選手が出てこないといけない」と話している。今回の命名は、育成体制強化の第1歩と言えそうだ。