<DeNA9-1阪神>◇27日◇横浜

 サタデーナイトに…フィーバーできない。黄金週間のスタート、虎の連勝は始まらなかった。前夜は今季初の2桁得点で金曜日負けなしの5連勝。勢いに乗るはずが、土曜日は1勝3敗で計3点と別人になってしまう。楽しい「花金」の疲れでもあるのか。渋い顔をした阪神和田豊監督(50)の背後で、DeNA藤井のヒーローインタビューが響いていた。

 和田監督

 何回も言うけど、先に取られた時の反発力が足りないな。早い回のチャンスで1点入ると流れも変わってくるんだけど。

 連発されたジャブで、早々とKOした。先発小嶋達也投手(27)が1回、2死からの5連打で3失点。2回には藤井への四球をきっかけに再び3点を失った。「ボールが高かった。まだまだコントロールが甘いので、しっかりやらないと」。20日ヤクルト戦で2年ぶりに勝利した左腕は開始から58分で降板。ローテ定着どころか、再び2軍降格の危機となった。

 藤井には13日にも5回1失点に抑えられた。今度は35歳に134球も頑張らせ7年ぶりの完投を許した。8回にマートンの適時打で完封阻止するのがやっと。これで先に点を奪われた試合は3勝9敗。先に点を奪われると、シュンとなってしまうのは悪癖だ。

 ラミレスの名球会入りセレモニーに中村紀の通算1000四球、内村や井手が好プレーを見せれば、最後はブランコがバックスクリーンへ豪快ライナー弾。満員の横浜スタジアムで好きなようにやられ、猛虎ナインに冷たいハマの夜風が染みた。今季ロードの4カードは勝ち越しがない。「5度目の正直」を信じて、黄金ルーキー藤浪でジンクスを打破する。【近間康隆】