一本立ちするまでアジャをガードせよ。ロッテ伊東勤監督(51)が10日、面白キャラでも注目を浴びているドラフト5位の井上晴哉内野手(24=日本生命)に対する、過剰な取材依頼を制限するよう球団に依頼したことを明かした。「スターを作ることは大切だし売り出すことは大事。だけどちょっと出過ぎかなと。大事な試合を控えている。シーズンに入って結果を残してからでも十分」と説明した。

 もちろん本業の報道は従来通りで、芸能バラエティー系について配慮することを求めた。実際に時期尚早と思える企画が舞い込んだこともある。広報も了解し「行きすぎないようにバランスを考えるということ。確かに取材依頼は圧倒的に多いですから」と話した。

 伊東監督は西武時代、清原や松坂という人気者を目の当たりにしてきた。「周囲がしっかりガードしていたけど、かわいそうな面もあったよ」と振り返る。アジャも人気先行にならないよう、まずは本業で勝負させる。【矢後洋一】