<DeNA6-5ソフトバンク>◇29日◇横浜
前夜の敗戦が勝利につながった。3試合連続の延長戦となったDeNAが4時間44分の末、サヨナラ勝ち。試合を決めたのは中畑清監督(60)の駒大の後輩白崎浩之内野手(23)だった。11回2死一、二塁、岡島から中堅フェンスを直撃する殊勲打。中畑監督は白崎をヘッドロックで祝福し、何度も頭をたたいた。白崎も「最高にうれしいです。何を打ったか覚えてません」と興奮していた。
前日5時間21分の末に敗れた中畑監督は、勝負どころに多村、下園を代打起用できず、悔しさのあまり深夜3時までやけ酒、そしてやけ食いをした。「そのぐらい悔しかった」。この日は積極的にカードを切った。サヨナラのシーンがそうだった。代走に乙坂を送ると、2死二塁では荒波のところで代打に金城。敬遠で塁が埋まり、途中出場の白崎がけりをつけた。本来なら多村だが、残っていた野手は多村と石川だけ。その石川が首痛で欠場だったこともあり、12回の守りを考慮して白崎を送り出した。試合前に横浜スタジアムで行われたイースタン・リーグを視察。フル出場していた白崎に「冗談じゃないよってぐらい、ひどかったけど、本番では丁寧にボールに逆らわず、振った結果」と称賛した。
交流戦は4カードを終え、4勝4敗。掲げた「交流戦五分」という目標は、今のところ達成している。信じた23歳のバットが勝利を呼んだ。前夜があったからこそ、呼んだ勝利だった。【細江純平】
▼DeNAが3試合連続延長戦でソフトバンクを下した。3連続延長戦は96年5月15~17日以来、18年ぶり8度目でチーム最長タイ。前回は●●○と負け越しており、3試合で勝ち越したのは○○●の83年9月17~19日以来31年ぶり4度目。今回の責任投手はすべて長田。3試合ともに同じ責任投手は球団初で、2勝は60、62年秋山以来2人目。



