サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ…だ。阪神福留孝介外野手(37)が都内で行われた「スカパー!ドラマティック・サヨナラ賞

 年間大賞」の表彰式に出席し、3年連続のサヨナラ弾に色気をみせた。今回受賞の対象は7月22日巨人戦(甲子園)で延長12回にマシソンから放った右翼ポール直撃のサヨナラ弾。余韻を振り返り「窮地の時に一振りで試合を決められればいい」と来季の再現を思い描いた。

 阪神に入団して2年。1年目の13年も4月19日ヤクルト戦で逆転サヨナラ満塁アーチをかけた。3年連続サヨナラ本塁打なら阪神では74~76年の田淵以来2例目となる。年に数回あるかないかの場面で、力を発揮できるのが福留の真骨頂。巨人戦の本塁打も「最後はオレだ、ってそれだけだった。自分に回ってこいと思っていた」。ベテランならではの底力が、チームの力になるのは間違いない。

 トークショーでは阪神OBの野球評論家江本孟紀氏に「あの一打でクビが延びたね」とツッコまれ、思わず苦笑いした。9月からポストシーズンにかけて大活躍したこともあり、昨年オフと比べ表情は明るい。パ・リーグの受賞者、ソフトバンク松田と並び、最後は「ソフトバンクを倒して日本一になりたい」と誓った。球団史に残る記録は、必ずやその道しるべになる。【松本航】

 ▼福留のサヨナラ打は過去5度(本塁打3、二塁打、単打各1)。サヨナラ本塁打は阪神移籍後2本で、2年続けて1本ずつ(13年4月19日ヤクルト戦、14年7月22日巨人戦)。3年連続となれば田淵幸一の74~76年以来、球団2人目。また阪神在籍中3本のサヨナラ弾を記録すれば、鳥谷以来13人目。移籍入団選手に限れば田尾安志4本、金本知憲3本に次ぎ3人目。