日本ハムからドラフト1位指名された早大・斎藤佑樹投手(22=早実)が「斎藤佑樹」で勝負する。東京・東伏見の早大グラウンドで23日、午前7時から約2時間ランニングやキャッチボールで汗を流した。最近は西武雄星ら、名前を登録名にするケースが増えた。日本ハムにはドラフト6位で斉藤勝(22=セガサミー)も入団。「佑樹」「佑ちゃん」などの候補はあるが「雄星とか最近多いですよね。あれはあれでいいと思うけど、僕は普通でいいです」と、慣れ親しんだ名字でプロ人生を始める。

 一方でニックネームは生涯「佑ちゃん」を全うする考えだ。40歳近いベテランになっても「呼んでもらう分には全然いいです」と笑った。楽天田中は星野監督から「マー君」卒業を指南されたが、まずはこれまで通りのスタンスでプロに入る。練習再開3日目。あこがれのダルビッシュには「(日本残留で)あと1年は一緒にできることがうれしい。フォーム、調整、食事、全部聞きたい」と、対面を心待ちにしている。