ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への準備を整えた。日本の主砲、DeNA筒香嘉智外野手(25)が20日、練習試合の韓国KIA戦に4番左翼で出場。1回に2試合連続となる先制二塁打を放った。巨人阿部から習った練習法を実戦で生かした。

 ◆筒香と阿部 12年11月に行われたキューバとの強化試合で、ともに代表入り。試合前日に行われた打撃練習後、筒香は阿部に呼ばれ「そんなに振りすぎるな」と助言され、左足の付け根を意識し、重心を軸足にしっかり残した方がいいと指摘を受けた。

 阿部は「同じ左打者として、絶対に球界を代表する打者になると思っている」と当時高卒3年目だった若武者に期待した。「阿部さんみたいな打者になりたい」と話した筒香も、16年に日本人の左打者では阿部以来のシーズン40本塁打を放った。