<プロボクシング:東洋太平洋、日本スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇4日◇東京・後楽園ホール◇観衆2300人

 史上初の日本4階級制覇を狙った湯場忠志(都城レオスポーツ)だったが、王者チャーリー太田(八王子中屋)に0-3で判定負けした。「判定勝ちを狙っていた」という湯場は、王者の攻撃をかわして距離を取るアウトボクシングを展開。接戦に持ち込んだが終盤3回で攻め込まれポイントを失った。湯場は「この悔しさをばねにして、また…絶対にやります。もう1回、狙います」と、声を詰まらせながら現役続行を表明。日本4階級制覇を阻止したチャーリーは「思った以上に強かった」と挑戦者をたたえた。

 東洋太平洋同級王座は2度目、日本同級王座は初防衛に成功したチャーリーの戦績は15勝(10KO)1敗1分け。湯場の戦績は37勝(28KO)6敗2分け。