<年越しプロレス2011>◇31日◇東京・後楽園ホール

 丸藤正道(32=ノア)が吉野達彦(26=ガッツワールド)と初遭遇。序盤は涼しい顔で一方的に試合を進めたが、試合中に年越しのカウントダウンが始まり、年明けと同時にパワーボムでたたきつけられる屈辱を味わう。「何度も終わらせようとした」という丸藤だが、なかなか仕留めることができず、エプロンに垂直落下式ブレーンバスターでたたきつけるなど攻撃を厳しくしていく。ジャーマンで反撃を許すなど相手の粘りに手を焼いたが、最後はトラースキックから不知火で14分11秒、片エビ固めでフォールした。丸藤は「団体の名前通りガッツがあって素晴らしい選手。オレの若い頃よりいいと思う。メジャーとかインディーって言うけど、いいものはいい。彼と年を越せてよかった。また、やろう」と絶賛。吉野は「1ミリも勝てそうなところがなかった。でも、学生プロレスからここまでやっと来た。次は肩を並べたい」と今後への意気込みを語った。