7月14日の神戸ワールド記念ホールでのダブル世界戦開催が11日に発表された。WBC世界バンタム級王者長谷川穂積(28)は日本歴代2位となる9連続防衛の記録を懸けて防衛戦を行う。
過去3戦で要したラウンドは5回だけ。強さは誰もが認める長谷川は、貪欲(どんよく)に理想を追い求める。3月に指名挑戦者マリンガをわずか157秒で仕留めたが、「前回より衝撃的なKOをしたい」と言い切った。
勝てば連続防衛回数で具志堅用高氏の13回に次ぐ歴代2位タイ。宣言通りのKOなら4連続で、こちらも同氏以来30年ぶりとなる。「結局は1位にならないと記憶に残らない」。インパクトある内容で、ファンを魅了するつもりだ。
挑戦者の同級4位ネストール・ロチャ(26)はプロ29戦目で初めて対戦する米国人で、KO負けがない。長谷川はここ2戦は左構えが相手だったが、今度は右。「サウスポーとやってきたことが、右でも生きてくる」と前向きだ。
10日の母の日には、がんと闘病中の裕美子さんに花束を贈った。「9度目あたりが落とし穴。でもモチベーションも高いし、油断はない」。ファイトマネーを稼ぎ、最高の治療を受けさせてあげたい。だから、まだまだ負けられない。

