ハッスルを主戦場とする川田利明(45)が4年2カ月ぶりにノアマットに参戦し、ノアの社長田上明(48)とタッグを組むことになった。ノアは7日、都内の事務所で会見を開き、10月3日の故三沢光晴さん追悼興行(大阪府立体育会館)で、川田、田上組と秋山準、KENTA組が対戦すると発表した。川田と田上のタッグ結成は9年4カ月ぶり。田上は「一番合う相棒だったし、あうんの呼吸でやるよ」と話した。

 川田は全日本時代に三沢さん、小橋、田上とともに「四天王」と呼ばれ一時代築いたが、三沢さんが旗揚げしたノアには移籍せず、全日本に残留した。ノアには、1度だけ05年7月18日の東京ドーム大会に参戦し、21度目の三沢さんとのシングル対決で敗れている。それ以来のノア参戦に、田上は「川田は三沢さんと何度も試合をしているし、タッグも組んだ。三沢さんとおれとの一番の共通点が川田だった」と、参戦を要請した理由を説明した。

 また、田上社長は27日の日本武道館大会に鈴木みのる、天龍源一郎が参戦することも発表した。10月3日の追悼興行では、新日本の蝶野正洋と小橋建太の初のタッグ結成を計画していることも明かした。【塩谷正人】