格闘家ドン・フライ(44=米国)が26日、引退を表明した。9月に米国で行われた総合格闘技大会で、ハーマンに1回TKOで惨敗し、体力の限界を感じていたという。フライはレスリングやプロボクシングなど、豊富な格闘技経験を引っさげて、97年に格闘家に転身。UFCの創成期を支え、新日本にも参戦した。98年には、引退するアントニオ猪木の最後の相手を務めたことで有名になった。その後もPRIDEやK-1、HERO’Sのリングで吉田秀彦、高山善広、曙ら日本人格闘家と激闘を繰り広げ、日本の格闘技ファンにも親しまれた。今後は映画俳優転身を目指す。(デーブ・レイブル通信員)