プロボクシング元世界4階級制覇王者の井岡一翔(37=志成)が4日、自身のインスタグラムを更新。2日に東京ドームで行われたWBCバンタム級タイトルマッチで眼窩(がんか)底を骨折したことを明かした。

「試合後、救急車での緊急搬送と報道が出たことで、皆様にご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。試合中に目に違和感があったため、会見をキャンセルさせていただき、病院へ向かう流れとなりました。診断の結果は、眼窩底骨折でしたが、その他に異常はありませんでしたので、ご安心ください。ご心配をおかけしました」

妻恵美さんもSNSで眼窩底骨折を明かしていたが、あらためて井岡自身が症状を説明。「異常はない」としながらも、骨折だったことを明かした。

その上で0-3で判定負けした井上拓真とのWBC世界バンタム級タイトルマッチを回想。「まずは、対戦していただいた井上拓真選手、そして大橋会長をはじめ、大橋ジム関係者の皆様、ありがとうございました。あのような大舞台で、世界タイトルマッチに挑戦させていただく機会をいただき、感謝しています」と感謝をつづった。

さらにファンへ向けてもコメント。「井岡一翔を信じ続け、応援していただいた皆様。本来であれば、チャンピオンに返り咲き、5階級制覇を達成する姿をお見せしたかったのですが、それが叶わず、本当に申し訳なく、悔しい気持ちでいっぱいです。応援していただいた皆様の期待に応えられなかった、その悔しさに尽きます。勝利し、リング上で伝えたい想いもありましたが、敗者としての立場をわきまえ、今は多くを語るつもりはありません」とつづるにとどめた。

最後は家族や関係者へ感謝。「ただ一つお伝えしたいのは、この試合に向けてサポートしていただいたチームの皆様、協賛していただいたスポンサーの皆様、そして応援してくださった皆様。そして、誰よりも近くで寄り添い、日々共に闘ってくれた愛する家族。本当にありがとうございました」と500字超の長文投稿を締めくくった。

井岡は同級王者の井上に挑戦したものの、序盤に2度のダウンを許し、ジャッジ1人がフルマークをつける完敗。「頭部外傷」により、会見をキャンセルして病院に直行していた。11年2月のWBA世界ミニマム級王座獲得を皮切りに、WBC世界フライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座獲得を経て、15年3カ月かけて5階級目の世界王座を狙ったが、壁を越えられなかった。なお同じ興行で井上尚弥と対戦した中谷潤人も、眼窩底骨折のけがを負っている。

井上拓真、レジェンド井岡一翔から2度ダウン奪い初防衛成功 WBC世界バンタム級/ライブ詳細