西前頭8枚目の豊ノ島(32=時津風)が、ベテランの妙を見せた。

 東前頭9枚目の臥牙丸(28=木瀬)に押し込まれたが、土俵際で肩透かし。169センチの小兵が、約200キロの巨体を転がした。

 「押し込まれても、そんなにヤバイという感じはなく、何とかなると思った。重いのは重いけど、圧力は上に逃がしていたから、完全な重さは感じていない。2本差していたし、あの体で強引に出ている。つっかえをなくしたらね」。

 番付発表前の先月27日、東京・丸の内の商業施設「KITTE」で、絶妙なトークショーを繰り広げた2人だが、絶妙な相撲を取ったのは、豊ノ島だった。