[ 2014年6月29日8時34分

 紙面から ]得点を決めダンスで喜びを表現したコロンビア選手(撮影・PNP)

 日本代表がまさかのブービー!?

 W杯1次リーグ(L)が終わり、英テレグラフ紙(電子版)が出場全32カ国の格付けを発表した。プレーの技術、エンターテインメント性、ファンの質の3項目をそれぞれ採点し、合計25点満点で順位をつけた。日本は最下位ロシアより1つ上の31位だった。

 なぜ、日本はブービーなのか。英テレグラフ紙のW杯出場32カ国の格付けランクで25点満点の8点、31位に沈んだ。

 ▽プレーの技術(スキル)

 日本は10点中3点。同紙から「コートジボワールに負けてから、挽回することができなかった。韓国と同様に進歩がない」と批評された。3点はイングランド、イランと同じ。1点はホンジュラスのみで、2点はカメルーンと韓国。1次リーグ敗退チームは総じて、低評価になった。

 ▽エンターテインメント性

 日本は2点。ゴール後のパフォーマンスなどが評価対象だったとみられるが、日本は2ゴールだけ。コートジボワール戦は、FW本田の先制点で盛り上がった。だが、コロンビア戦でのFW岡崎の同点弾は、喜ぶ余裕がなかった。カペロ監督が険しい表情で腕組みをし、ピッチをにらみつける時間が長かったロシアは1点。一方、10点満点を獲得したのはコロンビア。得点後に腰をくねくね、手をふりふりする「歓喜のダンス」は注目された。

 ▽ファンの質

 日本は3点だった。コートジボワール戦後、観客席でごみを拾った清掃活動は、世界中で称賛された。海外メディアも「これこそフェアプレーだ」と絶賛した割に、厳しい採点かと思いきや、テレグラフ紙は「ファンが清掃活動をしたことで(日本が)誰にも気付かれず、ここにいなかったかのような印象を強めてしまった」と説明。日本の敗退と関連づけて、オチをつけられてしまった。