速報2位から初の1位を狙ったAKB48柏木由紀(23)は、自己最高の2位を素直に喜んだ。夢にあと1歩届かなかったが、「地元九州で、今までで一番いい順位をいただきました!」と盾を掲げた。
アイドル道を究める“職人”だ。努力を常に怠らず、ファンを一発でとりこにする笑顔やパフォーマンスで魅了してきた。ライブでは本番前に必ず会場を隅々までチェックして、ファンとの距離をつかむ。カメラ位置を頭に入れて、数秒のアップに命を吹き込む。この1年は、NMB48を兼任。数十曲を短期間で習得するために、レッスン場に通い詰めた。今年2月のNMB48全国アリーナツアーにもすべて出演。途中、腰が悲鳴を上げてステージ裏で涙したこともあったが、表には出さずに、NMBファンも味方に付けた。
控えめでマイペースな性格を変えたのは、ラジオ番組への出演。10年の文化放送「リッスン?」を皮切りに、現在もレギュラー番組を持つ。視聴者と1対1で向き合い、自分の思いを周囲に発信できるようになった。10年8位の柏木の列は飛躍的に伸び、「元祖握手会の女王」と呼ばれた。結果として11年に3位に入り、さらに自信を深めた。年明けの1位宣言も、すべては積み重ねだった。
AKB48になりたくて上京して8年。今秋からは、新潟で創設されるNGT48との兼任も始まり、48グループをさらに活性化させる役割も担う。「2位という順位が後押ししてくれる。NGT48を絶対成功させるという使命感に燃えています!」。まだまだ柏木のアイドル物語は続く。【大友陽平】

