AKB48グループからの卒業を発表した宮沢佐江(25)が16日深夜、ニッポン放送「AKB48のオールナイトニッポン」生出演前に、同局で報道陣の取材に応じた。

 深夜に集まった約20人の報道陣を目にした宮沢は「わ~こんなにたくさん」と驚きながら、会見がスタートした。宮沢は「グループ卒業を発表させていただきました。来年4月にデビュー10周年になるのですが、10年携わっていたいなと考えていたのと、ちょうど来年8月のミュージカル(王家の紋章)でヒロインを務めさせていただくことになって、それに合わせて卒業ができたらいいなと考えていました」と明かした。

 卒業は約1年前から考えていたといい、家族や同期の大島優子、秋元才加らにも2~3日前に、この日に発表することを伝えたという。また生放送での発表となり「今日の発表は緊張して、3行くらいのせりふが覚えられず、女優さんになりたいのにそれで大丈夫かなとい思ったくらいでした」と苦笑い。

 13年大みそかのNHK紅白歌合戦の生放送で発表した大島の動画を何度も見返しながら練習したという。前日に秋元、大島と3人で集まったそうで「昨日会ったときは涙を流してしまいました。優子からも本番後に『よくできました』とメールが来て、うれしかったです」と明かした。

 卒業時期は未定だが、卒業後の活動については「役者さんになりたいです。いつかテレビ(ドラマ)にもチャレンジしたいですし、今はミュージカルを1番頑張らなくちゃいけないので頑張ります。目標は井上真央さん。いつか共演できたらと思います」。

 また現在チームSのリーダーを務めているが、後継者については「もしチームが変わらなければ、現在副リーダーの矢方美紀ちゃんにやってもらって、それを竹内舞ちゃんに支えてもらいたい」。

 残りの48グループ生活についても「伝説に残る人間になりたいと思います。先日のAKB48の10周年イベントに出させていただいて、同期くらいなのに『やっぱりこの人達は偉大だったんだ』と感じました。私も後輩達に、宮沢さんの存在って大きかったんだなって、いつまでも言ってもらえるような人間になりたいと思ってます」と話し、最後にセンターは? との質問には「センターは私はないですね」と笑いつつ、来年1月に控える楽曲の総選挙「リクエストアワー」に向けて「私の唯一のセンター曲で13年に2位だった『奇跡は間に合わない』で1位のリベンジがしたい!」と意気込んでいた。