AKB48の49枚目シングル(8月発売予定)の選抜メンバーを決める第9回AKB48選抜総選挙の開票イベントが17日、沖縄県豊見城(とみぐすく)市立中央公民館で無観客で開催されたが、前代未聞の結婚宣言が飛び出した。第20位に入ったNMB48須藤(すとう)凜々花(20)が、壇上のスピーチでまさかの結婚表明。見守るメンバーや司会の徳光和夫アナウンサー(76)らが絶句する中「結婚します。初めて人を好きになりました」と語った。

 16年に須藤に初著書「人生を危険にさらせ!」を執筆させた幻冬舎の見城徹社長が、日刊スポーツの取材に対して須藤の魅力を明かした。「ひと言で表すと常に突拍子のない子。ただ、たくらんでいるのではなく、純粋に感じたことを発言し、動いている。哲学者になるべく哲学書を読みあさっているのは、人生をどう生きるかを学んでいるのだろう」と説明した。

 結婚宣言は「びっくりしたよ。この間まで『一生結婚しない。一生処女です』と言っていたのに。文春に撮られたとはいえ、総選挙で表明してしまう。正反対のことだが、どちらもその時の本音なんだ。ファンが投票する総選挙で結婚と言うなんて、凜々花以外の子は絶対許されないでしょう」と大笑いした。

 「でも、須藤のここまでやり切る姿や、いつだって予測できないところに、おそらくファンも、そして私も魅せられた。彼女はこのままでは終わらないよ。ここからどうなるのか。まだまだいろんな幕があるでしょう」と、嵐を呼び続ける女性であることを予言した。