SKE48チームSが25日、大組閣を受けた新メンバーで「制服の芽」公演の初日を行った。

 上海のSNH48と兼任の宮沢佐江(23)を筆頭に、AKB48から移籍した山内鈴蘭(19)、NMB48と兼任する渡辺美優紀(20)、HKT48と兼任の田中菜津美(13)の4人が新天地デビュー。それぞれに持ち味を発揮した。

 渡辺は冒頭4曲が終わると、ファンの温かい歓迎ぶりに涙が止まらなくなった。最初の自己紹介で声を詰まらせて大泣き。「SKEのファンのみなさん、怖いのかなと思ってた。でも優しくて、うれしかった」と安堵(あんど)の表情を見せていた。

 山内はSKE48に骨をうずめる覚悟を口にした。「SKEに行くと決まってから、名古屋に嫁ぐと決めていました。だんなさんになってくれる人~?」とアピールしたものの、手を挙げるファンはまばらでガッカリしていた。「意外に少なかった…。でもお友達から始めましょう」。さらに、二村春香(17)が「さっき鈴蘭さんにチューされました。だから私がだんなさんになります」とフォローしていた。

 田中はこの日、名古屋まで1人で来たという。「新幹線のチケットを渡されただけ。AKBさんのチームAが初日で、スタッフさんが全員(チームAと兼任の宮脇)咲良たんのところに行っちゃった。こっちに来れば良かったと思わせたい」と、自虐ギャグで笑わせた。10歳年上の大矢真那(23)に「不思議なのか、バカなのか」と突っ込むなど、HKT48と変わらぬ毒舌ぶりで、新たなチームメートをズバズバ切っていた。