AKB48のリーダー高橋みなみ(21)が4日、ぼや騒ぎに遭い、腰まであった髪をバッサリと切っていたことが9日、分かった。当日は午後2時半ごろ、都内のブティックで1人で買い物中、持っていた紙袋にアロマキャンドルの火が燃え移り、髪が焦げるトラブルに巻き込まれた。この日夜に行われた公演では、メンバーの篠田麻里子(26)からは「チリみなさん」と呼ばれ、苦笑いしていた。

 高橋は4日午後2時半ごろ、東京・渋谷区猿楽町のブティックを1人で訪れ、買い物を楽しんでいた。「何か焦げ臭いな」。異変に気がついた時は遅かった。「キャーッ」。持っていた紙袋が燃えていた。店員が慌てて駆け付け、消火器を噴射。けが人もなく、鎮火した。「やけどはしていないな」と安心したのもつかの間、店員から衝撃のひと言を聞いた。「髪の毛、チリチリですよ」。

 その日は髪が焦げた4時間後にはテレビ番組の収録があったため、自慢のロングヘアを切る決断に迫られた。

 5日後の9日、東京ドームシティホールで行われた「見逃した君たちへ2」に出演した。公演中盤に、メンバーの峯岸みなみ(19)が切り出した。「高橋みなみの紙袋引火の件につきまして、本人から説明があります」。高橋は「下の方にかわいい商品があったので、見ていたら、その横にあったアロマキャンドルが、右手にかけていた紙袋についたらしく」と笑った。「店員さんに『髪の毛、チリチリですけど』と言われ…」。

 篠田麻里子からは「チリみなさん」と言われてからかわれた。それでも「髪を切ったら、みんなに『かわいい』って言われるんです。(ずっとロングだった)7年間は何だっただろうと」と、前向きな考えに落ち着いた。トレードマークの大きなリボンは着けにくくなったが、「神のおぼしめしなんじゃないかな」とどこまでもポジティブシンキングの姿勢だった。公演終盤には、リボンをせずに登場。思わぬ形で“リボン強制卒業”となった。