AKB48からHKT48へ移籍した指原莉乃(19)が20日夜、東京・秋葉原のAKB48劇場で開催されたチームA公演に出演した。冒頭の自己紹介で指原は観客に騒動の謝罪と、移籍後の意気込みを語った。

 「大分県出身さっしーことHKT48の指原莉乃です」

 客席からは笑い声も漏れたが、指原は真剣で涙ながらに続けた。

 「このたびは私の個人的なことで、ご心配をかけてしまって本当にごめんなさい。これからはHKT48に移籍して一からやり直すことになりました。指原は夏にやりたいことはHKT48メンバー全員でAKB48に1歩と言わず1000歩くらい近づいて、抜かしてやろうと。AKB48よりも強く、NO・1になると決めましたし、HKT48の中でも1番になると決めたので、こんな私ですが、これからも応援してくれたらうれしいです。今日も頑張ります」

 その後、パフォーマンスに加わった。しかし、プレッシャーと心身の疲労からか、11曲目の「アイヲクレ」で過呼吸になり、ステージから退いた。12曲目の「摩天楼」は不在で、その後のMCで復帰。ファンからは指原の体調を心配する声も上がったが、公演後のファンとのハイタッチにも参加した。

 同日未明には指原の写真とプロフィルがHKT48の公式ホームページ(HP)にアップされた。一方、AKB48のHPでは、所属のチームAから削除された上で「HKT48指原莉乃」と掲載された。指原のチームAとしての最終公演は7月中に行われ、HKT48劇場に立つのはその後になる見込みという。