乃木坂46のセンター生田絵梨花(17)がフジテレビ系ドラマ「残念な夫。」(来年1月14日スタート、水曜午後10時)に出演することが21日、分かった。連続ドラマのレギュラー出演は初めて。

 作品は、円満だった夫婦が、出産を機に微妙な関係になっていく「産後危機」を描く。生田は、玉木宏(34)演じる主人公の上司(岸谷五朗)の1人娘を演じる。私立進学校に通う女子高生で、ピアニストになる夢を持つが、母親(大塚寧々)から堅実に大学進学を勧められ、葛藤するという設定。全国大会出場経験もあるピアノの腕前を披露する場面もあるという。

 生田は昨年、同局系連続ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」第5話に出演して裏表のある女子中学生を好演した。同ドラマも手掛けた小原一隆プロデューサーは今回の起用について「文句なしの演技力がある。今回はピアノを弾く場面もあるので、生田さんしかいないと思いました」。生田は「うれしくて、すぐ家族に報告しました。(ドラマ出演の)経験も少ないので共演する方々からたくさん吸収したい」と話す。

 収録は既に始まっており今後、主人公に進路相談する場面もある。「玉木さんはすごくいい声を持ってらっしゃる方。生でお聞きするのが楽しみです」。

 現役高校3年生で、今年6月から約3カ月間、進学のために芸能活動を休業していた。「自分も進路について葛藤する時があるので重なる部分があります。ピアノを弾く場面は、その時の感情をメロディーに乗せられるように演じたいです」と話している。

 ◆生田絵梨花(いくた・えりか)1997年(平9)1月22日、ドイツ生まれ。5歳から東京育ち。愛称いくちゃん。11年8月加入の乃木坂46の1期生。3歳でピアノを始める。今年1月に死去した音楽プロデューサー佐久間正英氏は父親のいとこ。今年10月発売のシングル「何度目の青空か?」で初のセンターポジション。160センチ。A型。