織田裕二(41)主演の映画「アマルフィ

 女神の報酬」(西谷弘監督、7月18日公開)に福山雅治(40)が出演することが9日、分かった。2人は初共演。福山は織田演じる主人公の外交官と古くから親交のあるフリーライター役。イタリア全土を巻き込む大規模連鎖テロに発展した邦人誘拐事件のなぞを追う主人公に力を貸していく役柄だ。同映画はフジテレビの開局50周年記念作品。福山も今年がデビュー20周年で、豪華共演につながった。

 福山は2月上旬、撮影地ローマを訪れ、織田と対面。固い握手を交わして撮影に臨んだ。撮影は、ローマ市内で再会を果たす場面や、道路を全面封鎖し40台以上の車を並べた大渋滞の場面など大がかりなものばかり。豪華スターの初共演とあってスタッフには緊張感も漂ったが、2人は撮影の合間に冗談を言い合い互いに写真を撮り合うなどリラックスしていたという。モニター前に並んで立ち、真剣な表情で演技を確認しあう姿も見られた。

 俳優と歌手の両面で活躍を続ける同世代。メガホンをとる西谷監督が、織田の主演映画「県庁の星」と福山の主演映画「容疑者Xの献身」を手掛けていた共通項もあり、撮影は順調に進んだ。織田は「最高に楽しかった。今から映画ができ上がるのが楽しみ」。福山は「もっと長いお芝居がしたかった」と名残惜しそうだった。