D-BOYSの山田裕貴(24)が1日、都内で行われた主演映画「闇金ドッグス」の初日舞台あいさつに高岡奏輔(33)に元AKB48研究生だった冨手麻妙(21)と出席した。

 ヤクザを辞めた男が、ヤミ金融業者の世界でのし上がっていく姿を描く。山田は「明るい役が多いのですけど、悪くて、トーンが暗い役の方が落ち着きが出てきた。素に近いのかな」と笑った。

 不良を題材にした作品「ROOKIES」「クローズZERO」などに出演していた高岡のファンだったという。「友達と一緒に見て、血がたぎって、川で一緒にまねしてました。初日にお会いした時、たばこを持つ手が震えた。本当に最初は緊張しました」と回想。高岡からは「まあ震えてましたね」と言われながら「重厚感のある男を演じられていた。助かった」と褒められ、照れ笑いだった。

 ヤミ金融にはまってしまう地下アイドル「けろリズム」を演じる冨手は、AKB48研究生の以前、地下アイドルをやっていた。「私は借金を抱えたことないですけど、アイドルという世界を生々しく描いている作品はなかったので、台本を読んで絶対やりたいと思った」。歌やダンスの演技は「大変じゃなかった」と言うが、親指、中指、小指だけを立てる「けろリズムのポーズが難しかった」と、思わぬ苦労を明かした。