演歌歌手小林幸子(61)が16日、東京ビッグサイトで開催中の国内最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)88」に参加した。

 昨夏の「コミケ86」以来2度目の参加で、この日のために作製したCD付きの同人誌「さちへんげ」を販売した。

 午前10時の開始直後から100メートル近い列ができた。ブースに立った小林は、2500部を2時間40分かけて手売りで完売。「立ちっぱなしで足が棒になったけど、すごく楽しかった。台湾や香港、上海から来た人もたくさんいたし、『ナマ幸子だ』『ナマボスだ』と喜んでくれる人もいた」と感激。演歌歌謡界とアニメ界の懸け橋と呼ばれることに、「そう言ってもらえるならうれしい」と笑顔を見せていた。

 昨年の小林は、ミニアルバム「さちさちにしてあげる♪」1500枚を約2時間40分で完売。屋外に列をつくりながら購入できなかった人たちにも、販売後に握手を求めていた。