佐藤江梨子(34)主演のフジテレビ系昼ドラマ「嵐の涙」(2月1日スタート、月~金曜午後1時25分)の取材会が22日、都内で行われた。

 昨年8月に第1子となる長男を出産した佐藤にとっては女優復帰作。1964年(昭39)にスタートした「昼ドラ」も、今回の214作目で約52年の長い歴史に幕を閉じる。ダブルでメモリアルな作品だ。

 突然の事故で家族を失った女性(佐藤)が、血のつながりのない娘との絆を糧にしながら、幸せを求めてもがきながら生きるストーリー。

 妊娠時に最大24キロも体重が増えた佐藤は「ハードな収録現場で、顔がやつれている」と言いながらも、女優業と子育てに奮闘中。「台本を(手に)持って、子どもを背中におんぶをしているから、二宮金次郎みたい」と笑わせた。

 タイトル「嵐の涙」にちなんで、最近、泣いたことを聞かれると、オムツの話を始めた。173センチと女性では長身の佐藤に似たのか、長男は出産時に57センチと大きめで、「現在は10キロぐらい」という。オムツも大きいサイズが必要で、「お店で『1歳か2歳になったら成人用ですね』と言われた…」と涙目で語った。

 宅間孝行とのキスシーンもあるが、「台本には1回しか書いてないのに、何度もキスしてくる」と明かした。昼ドラ“定番”のドロドロ愛憎劇だけでなく、ラブシーンも見どころの1つになりそうだ。

 遠藤久美子は初めての盲目役。「実際は下町育ちなのにお嬢さまの役。想像が付かないことばかりですが、プレッシャーに負けないように演じたい」と話した。