タレント小籔千豊(42)がMCを務めるカンテレ「イキザマJAPAN 大阪国際女子マラソン前日SP 小籔が斬る!オンナたちの42・195キロ」(30日午後3時40分、関西ローカル)に元マラソンランナーの有森裕子(49)と松野明美(47)が出演し、日本中の注目を集めた92年バルセロナ五輪代表の座を巡る「熱き戦い」を振り返った。

 92年バルセロナ五輪女子マラソン代表の最後の3人目は世界陸上4位の有森と、大阪国際女子マラソンで有森のタイムを上回る2時間27分2秒を出した松野明美との争いになった。当時、松野は異例の記者会見を開いて「私を五輪代表に選んでいただけたら、絶対にメダルをとる自信がある。私を代表に選んでください」とアピール。結局、有森が選ばれ、銀メダルを獲得した。

 「イキザマ-」にVTR出演した松野は24年前の自らの記者会見を初めて見て「あの時代、有森さんに出会えてよかったと思います」と素直な思いを語った。その思いとは別に、松野は同番組内で今だからこそ言える「真実」も明かした。

 一方、有森は当時を振り返り「五輪から帰国したときのカメラのフラッシュに驚いた。もしメダルをとっていなければと考えたらぞっとした。メダルが防弾チョッキに感じた」と語った。

 同番組は小籔がスポーツ番組初のMCを務め、旬なアスリートに迫っていく。今回は31日に開催されるリオデジャネイロ五輪代表選考を兼ねた大阪国際女子マラソン(ヤンマースタジアム長居発着)の直前スペシャルとして放送される。