01年に亡くなった河島英五さん(享年48)の15回目の命日となった16日、大阪市内で、次女の歌手、河島亜奈睦(あなむ=36)がスペシャルコンサートを開き、父と「生きてりゃいいさ」を“デュエット”した。
ライブは「あれから15年。父の唄を、娘が歌う。河島英五&河島亜奈睦スペシャルコンサート2016~生きてりゃいいさ」と題し、亜奈睦は父の映像から流れる歌声とのハーモニーを披露した。
「13歳のころから父に『おれのライブ出よう』と言われて、一緒に出てコーラスに入っていましたけど、それも18歳のとき以来ですね。父ともう1回デュエットしたかった」
亜奈睦はライブを終え、満足そうに振り返った。
「父のことは大好きだし、あらためて心に響くすごい歌い手だと思う。でも、あまりに早く父が亡くなって、ずっと素直になれなかった」と語る。ただそれも、自らが長女(6=小学1年)を授かり、気持ちが変わった。
今月、2枚組アルバム「河島英五&河島亜奈睦 セルフ・アンド・カバー2016~生きてりゃいいさ~」を発売。英五さんの歌声盤と、亜奈睦の新録音盤の2枚で、作品を作りあげるうち、父とデュエットをしてみたくなったという。
デュエットする楽曲は「生きてりゃいいさ」に決めた。同曲は、亜奈睦の誕生が分かった直後、英五さんが娘を思い書き上げた作品で、亜奈睦にとっては思い出が深すぎて「なかなか歌えなかった」ナンバーだった。
15回目の命日にあわせ、地元の大阪からスタート。この日は堀内孝雄、押尾コータローら、英五さんと親しかった音楽仲間がゲスト出演。英五さんの曲や、ゆかりの楽曲を披露した。
亜奈睦は「今後は、どういった規模になるかは分からないけど、せっかくなので、このコンサートで全国を回りたい」と計画する。
英五さんといえば、95年の阪神大震災後、復興支援ライブを毎年開催。そのライブでは、少しでも多くの収益を被災地へ届けようと、チケットも路上ライブで“手売り”していた。
熱い男だった父を思い、亜奈睦は、九州を襲っている地震被害について「父も、心を痛めているに違いない」。父の遺志を継ぐかのように、亜奈睦も東日本大震災後は、東北支援のライブ活動を行ってきた。
将来的には同ライブの熊本公演も視野に入れ、収益金の被災地への寄付なども検討。亜奈睦は「どうすればいいかよく考えて、九州の支援をしたい」と話している。



