デビュー35周年を迎える歌手中森明菜(50)が「全世界999セット限定 アナログセット」(5万5000円=税抜き)を51歳誕生日の7月13日に発売する。過去に発売されたCDシングルの中から18作品をアナログ盤にした作品で、アナログ用スピーカー一体型の明菜仕様の特製プレーヤーもついてくる。ファン必携のプレミアム商品となりそうだ。

 今回のセットは、明菜がCDとして発売してきたシングル18枚をアナログ化する。ある音楽関係者は「時代性や利便性から考えたらCDの方が扱いやすい。だが、音楽の深みや温かさ、ボーカリストとしての明菜の魅力などを最大限に生かせるのは、マニアックなファンにとってはアナログかもしれません」と評価する。

 しかも、プレーヤーはAmadanaとユニバーサルミュージックが共同開発した、明菜モデルのスピーカー内蔵特注商品だ。ターンテーブルには明菜のプライベートレーベル「Utahime Records」のロゴが入るほか、本体にはシリアルナンバーが刻み込まれる。

 現時点では1000台の完全受注生産で、シリアルナンバーの「NO・1」は明菜自ら所有する。残りの999台を先着順に予約を受け付け、定数になり次第、予約注文を終了する。

 明菜は、5月1日にデビュー35周年を迎える。今回のアナログセット発売は、周年企画として「記念として残るものにしたいという」明菜の提案だったという。ファンの残る期待は35周年記念ライブだが、周囲は既に会場探しに入っているようだ。

 今回の商品予約の日程などは近日中にも発表されるが、基本的に明菜のファンクラブと明菜が所属するユニバーサルミュージック・ストアで受け付ける。

 ◆アナログ盤セットの主な収録曲 「片想い」「月華」「原始、女は太陽だった」「Days」「赤い花」「落花流水」「花よ踊れ」などを18枚に収録した。