米国時間の27日、家庭内暴力を理由に、ジョニー・デップ(52)に対する接近禁止命令を裁判所に求めた妻アンバー・ハード(30)が、一時的な接近禁止命令を獲得した。

 米情報サイトTMZによると、ロス市内の裁判所から出てきたハードは凍りついた表情だったが、車に乗り込んだとたん、号泣していたという。デップは禁止命令により、少なくとも6月に行われる審理までは、ハードがいる場所から100ヤード(約91メートル)以内に近づくことはできない。

 ハードは米国時間の23日、デップとの離婚申請に踏み切ったが、その引き金となったのは、21日夜、デップに携帯電話を顔に投げつけられたことだったと裁判所に提出した書類の中で主張。右目の周囲に痣ができている証拠写真も提出した。

 15カ月間の結婚生活で、常にデップの言葉による虐待や暴力に耐えていたとも主張しているが、デップが麻薬やアルコールに依存していることも家庭内暴力の一因として挙げている。一方、デップ側の情報筋らは、家庭内暴力はハードによる完全な作り話と話しているという。(ニューヨーク=鹿目直子)