シンガー・ソングライター秦基博(35)が、作詞家松本隆氏(66)と初共作することが6月30日、分かった。クミコ(61)の新曲「さみしいときは恋歌を歌って」(9月7日発売)で、松本氏からの依頼に応えた。

 昨年、作詞活動45周年を迎えた松本氏と、今秋デビュー10周年を迎え、最近ではV6に「Beatiful World」を楽曲提供するなど幅広く活躍する秦が、ラブソングを手掛けた。09年に、今回編曲を手掛ける冨田恵一氏(54)のプロジェクトで、松本氏作詞の「パラレル」を秦が歌った縁があった。

 「さみしい-」は、ミディアムテンポのバラード。松本氏から秦に「キャロル・キングになったつもりで書いて」と依頼があり、「シンプルで穏やかだけど力強い。そんなことをイメージしながら書かせていただきました」と書き下ろした。曲を受けた松本氏も「彼のメロディーはキャッチーで詞がつけやすい。デモを聞いた時、サビの詰め合わせみたいで、すごく良い曲だと思いました」。歌うクミコも「偉大な3人の手から極上の恋歌が生まれて、ああ、なんという幸せ。大人の恋歌を、力まぬよう歌いたい」と話している。