落語家桂歌丸(79)の芸歴65周年記念落語会が26日、東京・新橋演舞場で行われた。5月まで司会を務めた日本テレビ系「笑点」の大喜利メンバーの三遊亭小遊三、三遊亭円楽のほか、笑福亭鶴瓶、立川志の輔が出演した。口上では「1度やってみたかった」というせり上がりで登場。「若い時は苦い思い、悲しい思いしかなかったけれど、歯を食いしばってやってきた。でも1度もやめようと思ったことはない。やめれば自分の負けだから」。

 現在、記念落語会を全国で行っており、小遊三、円楽との座談で「『笑点』をやめたことで落語も引退したと思っている人が多い。やりたい落語は山ほどあって、まだ死ねません」。

 トリでは左甚五郎を主人公にした十八番「竹の水仙」をたっぷり演じた。