俳優柄本佑(29)とタレント小島瑠璃子(22)が10月スタートのTBS系ドラマ「コック警部の晩餐会」(水曜深夜0時10分)に出演することが27日、分かった。柄本は連ドラ初主演で小島はドラマ初挑戦。柄本演じるプロ級の料理の腕前を持つ名刑事と、小島演じる新人刑事がドタバタ劇を巻き起こしながら事件を解決するミステリーコメディー作品だ。

 柄本は、昨年のNHK連続テレビ小説「あさが来た」での怪演も話題になった実力派俳優。俳優柄本明(67)と女優角替和枝(61)の長男だ。「こじるり」の愛称でブレーク、昨年の番組出演本数ランキング(ニホンモニター調べ)で女性部門1位となる429本のテレビ番組に出演し、バラエティーを中心に引っ張りだこの小島との勢いあるタッグとなる。

 柄本演じる、捜査一課特命警部の古久星三(こっく・ほしみつ)が毎回、「この事件、私が料理しましょう」と容疑者たちを晩餐(ばんさん)会に招き、事件に関係する料理を振る舞いながら解決するストーリー。小島は、古久の自由すぎる捜査に振り回される新人刑事の七瀬あずみを演じる。他に、コック警部を目の敵にしている刑事・猫田典雄役としてえなりかずき(31)、刑事部長の一条千鶴役として藤真利子(61)が出演する。

 柄本は「連続ドラマの主演をまさか自分がやることになるとは思ってませんでした。とにかくコツコツと頑張ります」。小島は「お話を頂いた時は『ついに来たか!』という気持ちでしたが、とても不安です。最後には100%楽しかったで、終われるよう頑張ります!」と力を込めた。

 ◆柄本佑(えもと・たすく)1986年(昭61)12月16日、東京都生まれ。01年、映画「美しい夏キリシマ」(03年公開)のオーディションに合格。映画は「17歳の風景 ~少年は何を見たのか」など多く出演。ドラマはTBS系「世界の中心で、愛をさけぶ」、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」など。弟は俳優柄本時生。12年、女優安藤サクラと結婚。182センチ。血液型B。

 ◆小島瑠璃子(こじま・るりこ)1993年(平5)12月23日、千葉県生まれ。09年ホリプロタレントスカウトキャラバンで3万3910人の中からグランプリを獲得。12年3月からTBS系「S☆1」キャスターに。機転のきいたトークとキュートなルックスで人気が急上昇し、現在のテレビレギュラーは「プレミアの巣窟」「ヒルナンデス!」など計7番組。157センチ。血液型O。